浮世みならひ

まっさら新米の心。恩師は冷ごはん。

雪が溶けてなくなる前に

今週のお題「ホワイトデー」

 

こんばんは itaki です。

 

ホワイトデーなんてすっかり忘れていたわ。

うきみ↓ として失格ね。

 

ukiyo-beginner.hateblo.jp

 

そういえば小学生の頃にコンビニで買って渡したチョコのお返しに

結構高価なクッキーをいただいたことがあったような…

驚いたけれど、とても美味しかった。

 

さておき まあ 私なりの解釈で

ホワイトデーはある意味『 雪の日 』ともとれる言葉かなと思ったので…

 

今回は itaki の脳内日記の中から

雪国出身者が気づいた 雪の有難味 』のお話。

※『 itaki の脳内日記 』

 気まぐれに鉛筆で文字に起こして日記をつけていたりもしますが

 書こうと思って書けていない 脳内日記 のほうが多いです。

 

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雪のカルチャーギャップ

豪雪地帯は雪かきや道を歩くのが大変だから、雪に思い入れのない人が多い

子供の頃はみんなが ゆきんこさん で、なんの迷いもなく雪遊びを満喫していた。

でも 中学高校と月日が経つうちに雪への関心は薄くなりはじめ、雪離れしていく。

やがては 通学通勤の不自由などから、大半の人は若干鬱陶しがるようになる。

 

しかし 私は雪国で生まれ育ち、今もなお雪を愛し続けている。

あまり遠くに通うことはなく、交通の不便が少なかったからかもしれない。

苦労したのは除雪くらいだ。むしろ除雪ごときでヘロヘロになって、

雪に追いつけない無力な自分のほうが嫌だったりする。

 

 

逆に滅多に雪を目にしない地域の人は雪に憧れがあると、よく耳にする。

今年のように数十年ぶりに関東が大雪になると、備えが不十分なことから

交通トラブルなどは甚大なものだ。しかし一方では 貴重な雪景色に思わず、

童心に返ってはしゃいでしまった という方も多かったのではないだろうか?

 

雪好きとしてそれはそれで喜ばしいことだが

私の 好き の種類はそれとも少し違っている。

ずっと雪国で暮らしていないと分からない、雪の表情もある。

 

私はほとんど積雪のない地域で暮らしてみた時、初めてそれを実感した。

 

 

 雪のない冬は 厳しくて 寂しい

 

 

雪のある冬はあったかい

まず「雪国は当然寒いにちがいない」と思っている方が多いだろう。

実際アメダスの気温を見ればそれは正しい。

でも 雪があると、体感温度は実際の温度より暖かく感じる

 

それにはいくつか科学的根拠に基づいた理由があるけれど

少し難しいので 簡潔でわかりやすい記事をひとつ掲載。

 

www.e-boushi.com

 

このなかで私が一番体感としてしっくりきたのは かまくら の原理。

 

cucanshozai.com

 

雪の降る街では、たくさん積もった雪は道のあちこちに高く積まれ

そこらじゅうが雪の壁だらけになっている。

そのため 街全体が少しかまくらのように保温された感じになったりする。

 

 

また これは私個人の抽象的な感覚かもしれないが

雪はストレスを吸収してくれる

辛い目にあったり、頭がパンクしそうな時も

降る雪は すうっ と心の蟠りをすいとり、地面に音もなく落ちていく。

心をそっと包み込み 静かに寄り添ってくれて

涙もため息も ひんやりとした空気の中に すっ と消える。

 

 

 つめたいのに あったかい 不思議な感覚

 

 

私は人気のない雪道を散歩するのが好きだ。

特に 雪がとても降っていると外出する人が少ないから丁度良い。

 

たった今この静寂の中で わたし だけ。

浮世を断ち切って 素直に自分を見つめ直せる 儚くも美しい時。

 

youtu.be

 

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『 雪の日 』  ちぎり絵 新聞紙 6.5×6cm

 

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私にとって雪は、毎年 年の暮れに訪れる

エゴを持たないカウンセラーのようなものなのかもしれません。

みなさまにとって雪はどのような存在でしょうか?

人によっては、寂しいものだったりもするかもしれませんね。

 

 

一口に雪と言っても いろんな質の違いがあり、それぞれの美しさがあります。

なので 後々『 お菓子な雪 』のお話もしますね。

 

 

季節の変わり目ですので、みなさまくれぐれもご自愛くださいませ。

 

ではまた。