浮世みならひ

まっさら新米の心。恩師は冷ごはん。

食と暮らす

 

こんばんは itaki です。

 

ひとりは食生活が好き放題!

 

「料理をしないでコンビニで買い食いばかり」

「食事が面倒で痩せてきた」

「ジャンクフード食べ過ぎて太った」

 

…あるあるですが、みなさま栄養バランスは大丈夫でしょうか?

体を壊しては元も子もありませんからね。

 

f:id:Uki-3:20180809131812p:plain  後半で偏食の症状を綴っています。

   深刻な内容から 人によっては気分が悪くなることも考えられます。

   でもダイエットの参考にはできるかも!

 

前回の記事はこちら↓

 

ukiyo-beginner.hateblo.jp

 

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< も く じ >

 

 

冷蔵庫との暮らし

 

はじめは買っていなかった

ちっちゃいのでもいいかも? でも冷凍もしたいな… と迷い

常温保存できる食料で数ヶ月を過ごした。

 

ある日 コンビニでシュークリームと目が合った。

「お、おいしそう…」

常温食生活に慣れて油断しており、つい買ってしまった。

 

それから丸一日…(やばい 忘れてた)

勿体ないから食べちゃおう←絶対にマネしないで下さい!

袋を開ける(ちょっと異臭)→ 気のせいってことでひとくち(不味!

→ これ以上はやめよう(怖くなってきた)

 

結論、幸いお腹は壊さず

 

あの味を忘れられず1年間はシュークリームを避けた

今はフツーに好き。

 

待望の出会い

台所横へ ついに降臨。ジャストフィット!

 

よぅし、料理三昧じゃ。

生鮮食品を仕入れ、調理や下ごしらえをし、必要に応じて冷凍保存。

(自称)シェフ顔負けの盛り付けを誰に見せるでもなく堪能したり。

 

ランチも、高校時代に毎朝 母が作ってくれたお弁当には遠く及ばないけれど

おかず一品とごはんを詰めたり、サンドウィッチを作ったり、冷蔵庫 様様だ。

 

ところがもとは会食恐怖症 *1 から派生したと思われる色々な症状が

姿を現し始めた。

 

生鮮食品を買えなくなる

実家では 買い物も料理も ほぼ親に任せっきりだったのに

全て自分で管理しないといけない。「腐らせたらどうしよう」のプレッシャー。

冷蔵庫があるのに、理屈で大丈夫と分かっていても買い置きができない

 

スーパーで毎回 長時間悩む(おそらく怪しまれていただろう)。

 

お肉はなぜか多めのパックしか売っておらず(冷凍すればいいと分かっているのに)

見ただけで怖くなるので、加工肉(添加物が多いのが難点)などで代用。

その他のタンパク質は卵と大豆製品を買うのがやっと。

 

野菜は なるべく少量を カゴに入れては出してを繰り返し

覚悟を決めてレジへ向かうが

ピッとする直前に「やっぱりそれやめます」と言ってしまう。

 

会計後は 購入できた物にすら「買うんじゃなかった」と後悔を感じる。

 

帰宅後に冷蔵庫内が食材で埋め尽くされ(通常、安心するシチュエーションだが)

具合が悪くなる。白菜で半狂乱になったことも。

何日も冷蔵庫のドアを開けられなくなり

幾度となく庫内の光景がフラッシュバックして恐怖が増していく。

 

そして 買い物にすら行けなくなる悪循環…。

母に打ち明け、通販を利用して保存食やサプリメントを適量注文してもらい

栄養を補う生活に。

 

 

炊飯器(炭水化物)との暮らし

 

NO お米 NO LIFE

買い出しせずとも(実家から上質なお米を送ってもらっていたし)

炊飯器のおかげで食料不足に悩むことはなかった。

炊き込みご飯やお粥を炊いたり、ケーキも焼けたり、なんて便利なのかしら!

しかし より野菜・肉から離れ、糖質中毒・偏った過食へと症状は悪化。

 

欲望との死闘

もはや炭水化物は私にとって、孤独感を紛らすための存在となっていた。

このままではまずいと、いくつかの対策を試みた。

 

お米を常備しない

「疲れて帰宅して炊飯器が空っぽなら、諦めて眠ってしまうだろう」と考えたが

即失敗。1時間もあれば炊けるので、食べて寝るのが遅くなるだけ。

 

ひとくちを小さく、よく味わい咀嚼する

満腹感が得られてドカ食い防止になるだろうと思ったが、これもダメ。

時間がかかるのみで

結局 お米なら3合弱、食パンなら一袋を 一食で食べてしまうことも

 

食べない分は取り出さない

お米や麺類なら一回に盛る量を減らす

食パンやお菓子などは適量をお皿に出して、残りは戸棚に片づける

が、やはり失敗。おかわりの為なら何度でも取りに行ってしまう

挙句 気づけば炊飯器や戸棚に体が張りついている。

いっそのこと金庫にでも入れたい。

 

おかわりの前に5分だけ我慢

これも私には効果なし。食欲 消えず。

 

くどいものを食べる

くどいものは少ししか食べられないと思ったのだが、逆効果

偏食はエスカレートしていく。そうさせた主犯格はフルーツグラノーラ

「 チョコ + フルグラ in the ココア 」 「 マヨネーズ on the フルグラ 」 …etc

他にも 白飯やパスタに マヨネーズ・ポン酢・粉チーズなどの調味料をかけるだけ

なんてことが日常茶飯事に。

この場を借りて懺悔します。

フルグラ様 も ごはん様 も 生産者様 も みんなごめんなさい!!

 

 

ギリギリまで無茶食いして、ふと我に返り罪悪感に苛まれる日々。

朝食が長引いて遅刻したり、夕飯後は怖くて布団に潜る。ひどい便秘にもなった。

 

若さから太ることは無かったものの 突然死ぬんじゃないかな と思っていた。

食べ過ぎて孤独死なんて嫌すぎる。

 

そんな中、不安を逆手にとった応急処置。

 

冷凍する

冷凍した分は解凍後に食べきらないとならないので

おかわりに躊躇し 気休めにはなった。

お菓子はともかく、主食はこれで何とか乗り切った。

 

 

今は幸い生きて実家暮らし

 

まだまだ克服への道のりは長いが

母からのアドバイスで症状の緩和につながった方法がこちら。

 

ノートに食事を記録する

食べた時刻・メニュー・量 を書き出して、適量であるかを客観視する。

(itaki は継続できるように、あえてカロリーは記録していません)

 

何杯食べたのか、お菓子なら何個食べたのかカウント

食べ過ぎ(食べなさ過ぎ)を防ぐ

 

2 食べきろうと思わない

無茶食いのトラウマから

「突然お腹がいっぱいになって気持ち悪くなったらどうしよう」と不安で

自分の食欲もよく分からなくなってしまっている

 

そのため、決まった量のもの(例えば、レトルト・インスタント食品の調理や

器に食べ物を盛ること自体)が恐ろしい。

一度開封したら(お湯を注いだら、口をつけたら…)

食べきらなければと思うと 胸が詰まる

気軽に食べられるのは、好きな量だけつまめる食パンやスナック菓子など。

 

「食べきれないなら一度残して落ち着こう

その後で食べても腐ったりはしないよ。」と母に言われ、少しだけ気が楽になった。

 

 

母は私を気づかい、栄養バランスの整ったふもいもん *2 を作ってくれるので

itaki は宇宙一の幸せものだなあと思う。

 

 

理想の暮らし

 

食糧の不足に困らない事は とても恵まれているし

食べ物が怖いなんて贅沢な悩みだとは 十分理解している。

 

けれど 食は命をいただくことだから

私は向き合うのに相当なエネルギーを使ってしまう

 

昔は出来ないことからは目を背けていた。

ひとり暮らしをしてみて初めて

飯を疎かにして生きることなどできない と気づかされた。

 

いつか 健全に腹を空かせて、素直な心でお食事を嗜みたい

 

苦しかったけれど、決して無駄な経験じゃなかったと思っている。

 

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みなさまもどんなに忙しくても

ご飯だけは きちんといただきましょう!

きっと未来を支える原動力になりますよ

 

できれば親しい仲間と会食する機会があれば なお良いかと。

存分に楽しめば、美味しさも倍増することでしょう。

 

ごきげんよう

 

*1:itaki は こちら↓の記事の 10. 8. 7 が当てはまってきています。

www.excite.co.jp

*2:美味しいもの のこと。itaki の造語。