浮世みならひ

まっさら新米の心。恩師は冷ごはん。

魚肉ソーセージの可能性

 

こないだ『食べるラジオ』というラジオ番組でマカサラと連呼しているのを聴いた

マラカスでもマスカラでもない

マカロニサラダ

急に ありものだけで、口の中をできるだけマカサラに近づけたいと思いたち

咄嗟に 魚肉ソーセージにマヨネーズをかけて食べた

ベーコンとマヨの混ざった味のイメージだ

そしてマカロニを彷彿とさせる、ぶにぶにとしたソーセージの食感

うん 近からず遠からず

ここにきゅうりでもあればもっと良きと思った

 

魚肉ソーセージはチープ感を装い、本当はいつの世も万能なのだなと思う

 

ひとり暮らしの頃、生肉を買えなかった

金欠などの理由ではない

買うのが怖かった

itaki は当時 冷蔵庫恐怖症だった

どういうことかというと、冷蔵庫の中が少しでも食べ物(特に生鮮食品)で埋まると

早く消費しないと腐るに違いないという強迫観念に苛まれていた

一人であることがそれを余計に強くさせた

なのになぜか近くのスーパーには、グラム数の多い精肉しか売っておらず

買えなかったというわけだ

今考えれば冷凍すれば良かったのだろうが

さなかには冷凍保存されていてもなお怖かったのだから仕方ない

 

そんな時お世話になっていたのが、魚肉ソーセージ

普通のソーセージなどの加工肉よりも、常温で長期保存可で

なんだかヘルシー風な魚油などがその他添加物とプラマイ0的に思い込む事ができて

よく食べていた

 

さらに、気づいたのだ

子供の頃はクドくて少し苦手だったお味だが、加熱したり調理すると ふもい

 

レンチンするだけで あのぶにぶにだった食感がふわふわになるし

スライスしてフライパンでカリカリに焼くのも なかなか いい

 

結構な頻度で作っていた、シチューともスープとも言い難い

謎の豆乳汁にも合っていた

 

非常用に買っておけば、何かしら無いかーと思った頃に

食材と食材の間から にょこっと顔を出してくれることだろう

 

またね

 

itaki