ドネーション完了
itaki の一部
63cmの尻尾が
無事『ジャーダック』に寄付された
(重かった~)
長いだけに、長い付き合いだった
(伸びるのが速いため、通常のニンゲンよりは時間的に短かったかもしれないが)
日常 頭を洗う一連の作業にも多くの苦労があった
1 髪を綺麗にといて、抜け毛を丸めて捨てる
丸めた髪がカマドウマに似ているとかで、いちいちびっくりされる
2 3回かけて、髪をまんべんなくシャンプー
椅子に座ると床につくため、毛先は膝にのせて
3 大量のトリートメントをつける
消費量がスゴい
4 髪をまとめて少し置く
毛量がハンパない上 スルスルと滑るので、ヘアゴムでまとめるのも重労働
5 頭皮をすすぐ
前後左右に髪をかき分けるのが大変
6 水気を絞る
まるで ぞうきんしぼりのよう
7 タオルドライ
絞った後も、ぜんぜん濡れ髪状態
8 ドライヤーで乾かす
時間もかかるし、水が床にポタポタ落ちる
ほかにも、髪を背中の下敷きにして寝てしまうとヒドく絡まるし
部屋の床じゅう抜け毛がまるでネコのよう・・と苦労は絶えなかったのだが
悪いことばかりでもなかった
洗ったあとのサラサラの髪はふわふわでいい匂いでずーっと触っていられたし
寒い季節は首の後ろが暖かかったし、色々なヘアスタイルができたし
とにかく強い愛着があった
あの子(受領された itaki 毛)も これからキレイにお手入れされて
きっと立派なロングのウィッグになって、別の誰かと暮らすのだ
そしてそう遠くはない いつか
伸びた尻尾を送り出す日が再びやって来るだろう
またね
itaki