五月ノ餅ノ食ベ比ベ(前編)
GWも最終日 いかがお過ごしでしょうか? itaki です。
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< も く じ >
昨日は5月5日 こどもの日☆
みなさま 柏餅 などは いただきましたでしょうか?
柏といえば石狩市(北海道)の木でもあるようで↓
http://www.city.ishikari.hokkaido.jp/museum/pdf/if0127.pdf
カシワは冬の厳しい風雪から冬芽を守るため、
春に新芽が芽吹くまで落葉しないという特性をもっています。
石狩湾新港地域を含む小樽市銭函から無煙浜までの石狩砂丘上 には、
18kmにわたる日本有数の面積をもつカシワを主体とした天然林があります。
上記の特性から「家系が途切れず子孫繁栄される」という意味を込めて
こどもの日に柏餅をいただくのだそう(他説もあり)。
itaki にも ある意味 愛しの我が子(?)がいるので長生きしないとな。
とはいっても 人の子ではないのだけれど これはまた別の機会にお話します…。
緑の柏葉
道内スーパーで購入した極めてリーズナブルな柏餅を比較してみよう。
ロバパンの柏餅
写真には写っていないけれど 葉の内側は特に 綺麗な緑色。
見るからにウマそう! では いただいちゃいますか。
餡にやや酸味あり、お餅は薄く柔らかめ。
んー 香りが惜しい!味も含めて少し塩気があるかな。
ロバパンファンとしてはちょっとガッカリかも。
和菓子はあまり売り出していないし、苦手分野なのかなぁ。
開発を重ねて これからもっと美味しくなることを期待していますよ!!
日糧の柏餅
次に、同じく道内のみで展開される 日糧製パン*2 発売の こちら↓。
おや? 意外と緑がくすんでおる。でも美味しそう。
パッケージを読んでみると
柏葉本来の香りをお楽しみいただくため、葉の色処理をしておりません。
ほへ 色処理ってなんだ? 少し調べてみよーっと*3 。
天然の柏はまだ若くて小さめの季節。
前年から保存していた乾燥葉や、加熱処理を施し塩漬けにしたものを使うように。
これが緑ではない柏葉の正体!
ところが新技術により 一度 色褪せた葉を人工的に緑に戻した
特選柏青葉なるものが登場。 ← 色処理とはこのことか!?
以前までステンレス釜でボイルしていた加熱処理を 銅釜に変更。
クエン酸を加えることで釜から溶けだした銅イオンを吸収させると
見事に緑色が蘇るのだとか。
しかし加熱処理したものは色に関わらず香りが弱い。
対して乾燥葉はアク抜きに手間がかかるものの、水で戻しているので
天然の香りに近いらしい(その分 希少価値も高い)。
へえぇ なるほどなあ。
だったら ロバパンのは多分 特選柏青葉の塩漬けなのでは。
日糧は どの葉を使っているんだろう…うーん 乾燥葉かな?
値段は両商品とも一個あたり 約53円 と同じくらい。
新技術にはコストもかさむのかも。
そんなこんな 勝手な憶測を巡らせつつ
硬くならない程度に 野菜室で冷やしてみました。
では いただきます。
ひょおお ヒンヤリして 少し葛まんじゅうっぽい。夏を先取りした気分 ♪
お餅は厚みと弾力があり、程よく甘い。こしあんのキメが細かい。
香りもしっかりついていて文句なしよ、さすが日糧さん。
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さて、ここまで読んで下さって
「 いやいや べこ餅 って何? バチボコ謎! 」
と思っていた方もおられるのでは。
実は 北海道では柏餅よりもメジャーなこどもの日のお菓子だったりします。
それは『 五月ノ餅ノ食ベ比ベ(後編)』で ご紹介しますね~。
フジパン商品は道内には無く、ロバパン商品として販売されている。
個人的には日糧オリジナルの商品のほうがハイクオリティーな印象。
*3:
[ 参考記事 ]
・http://www.minoyo.co.jp/syouhin/merumaga-osusumeshouhin-Mar-kashiwa.htm