浮世みならひ

まっさら新米の心。恩師は冷ごはん。

弱みと暮らす

 

大学時代ひとり暮らしをしていた。

 

幼い頃から心身共に弱く、狭き世で親に依存して生きてきたから

これからは自立して強くなりたい。

宝物のように育ててきてくれたことに 僅かでも恩返しができたらいいな。

 

0からやりたいことに挑戦すべく、身内も居ない異郷の地へ。

特別な自由は要らないし、出世欲もない。

 

 

未知の街を巡って たくさんの色に出会った。

 

少し疲れて ここは何処だろう? 私は誰だったっけ? と立ち止まる。

将来のこと 親はいつまで生きられるのだろうか…そんな不安が頭をよぎる度

その先の視界はゆらゆらとぼやけて進めなくなる。

 

f:id:Uki-3:20180425034704j:plain

未知の街

 

家族?夢?お金?

限られた時の中で最も大切にしたいことが分からなくて

大人になるのが怖くなった。

無感情になるくらいなら、もう成長したくない。

 

f:id:Uki-3:20180425034714j:plain

成長したくない

 

私にとって孤独は 己の弱みと同居することだった。

 

 

 

 1  ある朝 目が覚めると 実家だったら

 2  料理の音がして あったかいごはんが出てきたら

 3  お見送りしてもらえたら

 4  お母さんの手作り弁当があったら

 5  外出中に 部屋じゅう綺麗さっぱり片付いていたら

 6  玄関を開けると おかえり の声が聞こえたら

 7  トイレとお風呂が分かれていたら

 8  スマホ以外と 会話ができたら

 9  鼻歌を口ずさんんで 大声で笑ったりできたら

 10  不安な夜に そっと布団をかけてもらえたら

 

いいのになぁ

 

 

 

次回は『 トラブルと暮らす 』のお話。itaki の体験談です。

何の役にも立たないかもしれませんが、よければご参考までに 笑